すみませんが今回は、あまり愉快な話ではありません。
ツイッターをフォローしてくださっている方はご存知かと思いますが、先日、私が過去に書いた記事を、そのまま模倣したと思われるサイトの記事を発見しました。
すぐさま、運営企業のアカウントに抗議をし、酷似している部分を削除するよう、何度も求めましたが、納得いく回答は得られなかった という出来事がありました。
そのことについて、(だいぶボカした書き方になってしまうとは思いますが) 愚痴に付き合うつもりで、ヤレヤレとか、バカだなーと思いながら読んでいただければ幸いです。
Google検索で1位の人気記事が、模倣された?
模倣されたと思われる記事は、初心者におすすめのコピックセットを紹介するというもの。
当時の私が苦労してまとめた甲斐があって、コピック関連ワードで、長いあいだ、検索結果1位にありました。
そのおかげで有難いことに、たくさんの方が購入の参考にしてくださいまして。
(あまり公表したくはない話なのですが)正直な話、その記事へのアクセスは、このブログを運営する上で必須の、収入源となっていました。
そこへ、私の書いた記事にソックリな記事が現れて、トップになり変わっちゃったもんだから、さぁ大変。
そのせいかどうかは分かりませんが、同時にこちらの順位も4位ほど落下。
結果、アクセスは目に見えて減少し、経済的に少なくない損失が出てしまいました…。
運営団体いわく「公式サイトを参考にした結果、偶然似てしまった」部分を比較
公式サイトを含め、一般的に広まっている正式名称は72色「A」セットだが、図解を分かりやすくするために、あえて72色セット「A」と表現した。さらに、この図解をより分かりやすくするために、公式サイトにはない、式の表記を追加した。
誰がどう見ても、そのまんま。「同じ公式サイトを参考にしたから似ただけ」と言うが、正式名称から私が意図的に変更したところまで一緒。担当者は、これで通用すると思ったのだろうか…。
「公式サイトの情報が分かりづらくて苦労したから、コピックの種類と、セット数と、定価が一目で分かる比較表があればいいのに」と思い、全容を調べて作った私の表。
※問題の記事の、投稿日より少し前の状態(キャッシュ保存)。現在は内容を編集しています。
36色(A〜Eの5種類)など、かっこ書きの説明内容も、9000円のやつを赤字にして、そのあとでオススメだと紹介するのも、すべて偶然似てしまうというmiracle(※)が起きてしまいました。
あーー…セルの結合の仕方、分からなかったのかナー⭐︎
※いい発音で
運営アカウントのお返事
まあ、この後に何故か(通報の意思を伝えた後?)態度が急変したんですが。
「担当ライターは一年前に辞めたから当時のことは分からない」と説明、図のデザインを少し変えたのみで、基本構成の修正もなく、こちらからの酷似した説明テキストの削除要請を拒否。
以降は「こちらは充分な対処をした。同じ公式サイトを参考にしたのだから、似るのは仕方ないし、これ以上の差別化は無理だ」というスタンスを、繰り返すだけになった。
「他サイトとの差別化を図るために、わたしが作った、オリジナルの図案や説明テキストを、貴サイトに盗用されたために(差別化ができなくて)困っているので、酷似部分を削除すれば差別化になる」と伝えましたが、伝わりませんでした!!
っかしーーなーーー!なんでだろーーーなーーーーー!!??
私見ですが、この図解や表の他、記事の基本構成、テキストの表現に至るまで、内容のほとんどが私の記事にそっくりで、「私の記事と似た箇所」を削除すると、ページ自体が成立しなくなるレベルでしたので、「差別化が図れなくなる」というのは、そういう意味だと受けとめています。
ついカッとなってやった。今は反省している。
なんか興奮してきたな。
ちょっと何言ってるか分かんないです。
もうね、ショックなのと、悔しいのと、悲しいのと、理不尽さに対する怒りで、志乃さんもう、大興奮。
つい、カッとなってしまって。
怒りのまま、運営団体のTwitterアカウントに突撃し、抗議文を送ったわけですが。
人間て、冷静さを欠いてしまうと、なかなかうまくいかないものですね。
結果から言うと、「こんなことなら、最初から期待せず、通報したまま黙っておけば良かった」といったところです。
私から、「筋が通らないこと」「言い分が無茶苦茶なこと」「当初の、しらばっくれたような対応に関する質問への回答」「問題箇所の削除」について、強く訴えたものの、お互いにいつまでも平行線だったため、事前に第三機関に通報していたこともあり、そちらに判断を任せることにしました。
コピーサイトかどうかはさておき、通報に関して参考にさせていただいた記事。ありがとうございました。
なんというか、上の画像のような、誰の目から見ても盗作だと分かる状態から、(私の抗議を受けて)中途半端に対応されちゃったために、第三者への説明が面倒くさいことになってしまった感じ。
おまけに、私の方の記事は、問題の記事が投稿された後も、(より伝わりやすくするために)細かいリニューアルを繰り返しているために、後から見た人には「そんな言うほど似てないじゃん」という印象を与えてしまうという残念な状態に。
案の定、このことで一部から誤解されているようで。
なんといいますか、我ながら、
……なぁに〜〜〜? やッちまったなぁ〜〜〜? といいますか。
私の認識の甘さと、精神の未熟さ、不徳の致すところです、という他ないといいますか。
ついカッとなって突っ走るのも、ADHDっぽさといえばそうなんでしょうが、不利な状況を作り出す前に、もうちょっと冷静になれたら良かったなと反省しています。
人事を尽くして天命を待つ
問題の記事を発見した後、ショックのあまり、サイト名や企業名を出したうえで、声を大にして抗議を拡散したりもしたのですが。(現在は削除済みです。拡散にご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。)
それから一晩たって考えたのは、「人事を尽くして天命を待つ」しかないよな、ということ。
ああすればよかったとか、こうすればよかったとか、色々と後悔はあるものの。そんなことを言っていても仕方がない。企業を相手に、個人として今やれるだけのことはやったし、泣いても笑っても、怒っても、後は第三者に判断を委ねるしかない。
「聞いてよ!あそこの会社、ひどいのよ!キー!」と、ギャラリーに向かって騒ぎ立てても、多少の鬱憤ばらしにはなっても、まあ、それだけだ。
あれだけ要求しても削除してくださらなかったのだから、第三者から強制的に削除でもされない限り、ネット上に残り続けるんだろうなあと思う。
今はたぶん、私がこれ以上あがいたところで、どうにもならないだろうし。
ジタバタしていたって、仕方がない。
不快感を周りに撒き散らすだけで、なんもいいことない。
結果が出たらまた、考えればいい。
お金は、能力があれば何度でも生み出せる
そんなわけで、ここで前回の記事につながるわけです。
この記事を読んで「志乃さんが急に変なこと言い出した」とか、思いましたか?
大丈夫、正気ですよ。
志乃さんは、正気です。
そんなこんなで、このブログの運営費をまかなっていた、エース記事のアクセスは奪われちゃったけども、それを生み出すわたしの能力が奪われたわけじゃない。
お金は確かに欲しいんだけども、それ以前に私は「自分の能力が、誰かの役に立つことで、自分の収入になることが嬉しかった」のだし、Googleのボットさんが、あちらの記事の方が有益だと判断したのなら、まあ、そういうことなんでしょう。
奪われたものと、奪われようがないもの
Googleさんがいつも連れてきてくれる、ご新規さん(リピーターなし)は減ってしまったのかもしれないけれど、いつも「ブログの更新を楽しみにしています!」と応援してくださっている常連さんが、まるごといなくなってしまったわけじゃない。
むしろ私が大事にすべきなのは、後者のお客様なのだよ。
幸いなことに、うつが回復傾向で、少しなら外で働けるだけの元気も戻ってきたし。
そりゃお金も大事だし、とても欲しいんだけれども、また、沢山の人の役に立つような記事を、この手で創り出せばいい。
それに、うまくいった成果物をコピーされるなんてことは、どこの業界でもよくあることなんだろうな、と思う。
良くも悪くも周囲に影響を与えていると考える
思えば、「志乃さんの(黒く禍々しい)タルト・タタンを見て、私もタルトタタン作ってみました!」という報告者が相次いだり(爆笑した)、Twitterで陣痛を実況するのが一時期流行ったり(冷静に考えると、とんでもねぇ話だ)。
たとえ自惚れだとしても、わたしは周囲に影響を与えることがあると思うことにした。
なら、イライラを周囲に広めるより、明るいムードメーカーでいたほうがいい。
わたしを応援してくれている人だって、わたしがこの問題を解決させるためにイライラしているより、「やるだけのことはやった」と、清々しい気分でいた方がきっといいだろうと思った。
そんなわけで今この、最後っ屁のような記事を書いています。
ハー、スッキリ。
今回のことから学んだ気づき
- 奪われたものに執着するより、新たなものを創り出すことに集中する。
- 他者に奪われようがないものに、意識と感謝を向ける。
- こちらに正義があると思っても、理屈や道理で解決しないことがある。
特に最後については、社会では当たり前のことなんですよね〜。
何度苦い体験をしても、どうしても納得がいかず、何度でも真正面から突っ込んで行ってしまう。
今回の反省すべきところは、世間知らずだった部分が大きいと思いますが、たぶん特性的な要因(合理主義、正しさにこだわる、衝動的)もあるよなあと。
また同様のことがあった時に、どう特性と向き合って、今後はどんな風に対応するべきなのか、考えるキッカケになりました。
今回は、お相手の企業に盗作という認識がなく、削除対応をしていただけなかったものの。
本来、著作物のコピーは許されることではないので。
今後そういったトラブルに巻き込まれることがあったら、今回のことを思い出し、ついカッとならないように気をつけようと思います。
おわりに
一緒に怒ったり、考えてくださった皆さん、ありがとうございました😊!
こういう、何だかスッキリしない締め方になってしまい、ごめんなさい。
このことがあってから、「他の人には真似できない、私らしさって何なのだろう?」と、考えています。そういう時期だったのかもしれない!
考えても考えても、私にはサッパリ分かりませんが、これを読んでくださっている貴方は、「誰にも奪われない、貴方らしさ」って、何だか分かります?
…分からなくない?
なくない?
なくなくなくなくなくSAYイエーーイじゃない?
…ちょっと何言ってるか分かんないです。
まあ、分からないなりに、自分の道を進んでいけば、いつか振り返った時に、浮かび上がってくるものがあるのかも。納得いかないこと、理不尽なこと、この社会には本当にたくさんあると思うけど、お互い頑張っていこうね。私もめげずに頑張るよ。
では、また。
コメント
元のツイートを確認したところ、望月さんも図鑑もコピック公式の情報を図にして記事にしただけで、著作権を主張できるものではないと感じました。
相手の運営会社のWEB教室には弁護士がやってる著作権講座なんかもありましたし、ちゃんとした弁護士がついていて、運営の個人的な感情や責任なんかを主張せずやんわりとした対応を行っているんだな、といった感想です。
むしろ、積極的に相手の会社にネガティブなことをしている望月さんが業務妨害で訴えられたら負ける可能性が高いと思います。
コピックの記事の検索順位が下がった件については、望月さんが積極的にコピックの記事を描いて順位を取り返すしかないかな、と思います。(相手方はイラスト系を中心としたテーマで硬め、コピック関連の記事も多いので結構大変だと思いますが)
陰ながら応援してます。