セクハラや強制わいせつが話題になっている昨今、思うことを書き連ねました。
取り急ぎ、ツイートのまとめです。
「何でもかんでもセクハラになる未来」を恐れる男性達
「なんでもかんでもセクハラになる」という人、「相手が男だったら言わない言葉」を避ければいいだけだと思うんだけどなあ。 https://t.co/Ysw34xdNT4
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 22, 2018
セクハラのボーダーめっちゃ低!!!こっわ pic.twitter.com/I1S9gM2J3u
— KSK (@16384_32768) 2018年4月21日
仕事に全く関係のないところで「性的に魅力があるね」と男性相手でも言うの?
「女扱い」ではなく「人間扱い」をするというのがそんなに難しいのだろうか…
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 22, 2018
それだけ、立場や、肩書きや、枠組みに囚われているということなのかしら。
男性は同僚女性に対して「性的魅力を感じてはいけない」のか?
「性的魅力を感じるな」と言っているわけではなくて(男の本能を否定するのかという人もいる)、「仕事にそれを持ち込むな」「立場を利用して性的な交渉をするな」というだけの話なんですけど…
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
性的な魅力を感じる、ということ自体を否定されたり、欲情することに対して罪悪感を植え付ける結果になってしまっているんだろうか。
「心配しなくてもお前らなんかに性的魅力を感じねえよブス」みたいなことを言う人らは、そのへんが分かってないのだろうか
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
セクハラするか否か=「相手に性的な魅力を感じるかどうか」の問題にすり替わりやすい。
本来は、それ以前の問題なのだが。
「そんなこと言ったら社内恋愛が生まれない」
合意を!!!得ろよ!!!!!
嫌がらせでなく!!合意を!!
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
「大事な取引先の社長令嬢に言わないことは、会社の若い女性従業員きも言わない」でもいいかも。軽く見てんだろという https://t.co/JRFXGkJ3RK
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
セクハラの条件が曖昧だから冤罪を恐れる?
イケメン俳優が強制わいせつで逮捕される一方で、「イケメンなら何をされても構わない」と発言する女性もいる。
そうした曖昧さが、「結局は女性側のさじ加減」で、社会的に抹殺されるかが決まるように思えてしまう。
「おっぱい触っていい?」は明らかにアウトですけど、そう分かりやすいものばかりでもないですしね。「曖昧さ」を恐れる気持ちも理解はできます。「性別で対応を変えない」という、シンプルな話だと思うので、何故それが出来ないのだろうかと、個人的には不思議に思ってしまいます。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
男性側の「好意」が相手に受け入れられるかどうかの問題?
悲しいことだけれども「好意」が相手にとっては害になることがあるからなー。「好意的に思っている」っていう自分の気持ちは無条件で受け入れられるべきだと思い込んでいる人もいる。「スタイルいいね」等、「褒めたのにセクハラになるなんて」とショックを受けるのはそういうタイプ。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
「スタイルいいね」が嫌がられるのは、「体をジロジロと見られた」ということだし、「仕事相手から性的な対象として見られる」ことが苦痛だからだ。性的に魅力があるということなんだから喜べ、というのも「好意から言ってるのに」という気持ち。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
だから「イケメン(からの好意)なら喜ぶんだろ」という風にイジケてしまう。イケメンだろうが何だろうが迷惑な好意もある。たしかに、イケメン好きなら喜ぶ人もいるかもしれない。「イケメン無罪」だったら、この間強制わいせつ罪で逮捕されたイケメン俳優は何なんだ。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
※TOKIOの山口さんが話題になる前に書いたもの
テレビで「イケメンなら全然オッケーです♡」と「ウケ狙い」で言うタレントもいると思う。番組側の撮りたい絵を「空気を読んで」提供することで、スタッフに気に入られる。次の仕事につながる。素人もカメラを向けられると、期待に応えようとしてしまう。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月22日
性を持ち出されたくない女、性を利用する女
「セクハラ?私は全然平気です!さらっと受け流してこそ良い女♪」
そう言うと男性に「ウケる」という現実もある。
女性性を利用して、のし上がるタイプもいる。
仕事と関係のない場面で、性的な干渉をされることが嫌だと思う女性もいれば、好都合だと思う女性もいるだろう。
両者はそれぞれ別の人間だが、どちらも一括りにされ「女性側の言い分」とまとめられてしまうわけで、「都合がいい時だけ利用するのか」という感情が湧いても不思議ではない気はする。
だが、実はそうやって「利用している」つもりだったり、「男性側の言い分を理解して迎合している」つもりで、実は都合よく搾取されているというのもまた、よくある話である。
加害者側を擁護し、被害者側を非難する女性たち
「セクハラする側の言い分を女性が内面化してる」問題、イヤなことをイヤと言えず、イヤと思う自由もなかった女性も沢山いて、そうやってきた時間や自分を否定することにもつながるから、「そんなことは甘えだ」と否定してしまうんじゃないのかなあ。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
人間は、「自分にできないこと」をする相手に嫉妬して攻撃性を持ってしまうことがある。「セクハラは嫌です」という当たり前の意思表示が、自由にできる世の中になればいいね。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
YOUが「この程度でセクハラ?私なんて鷲掴みされたことが何度もありますよ」と発言したらしいけど、「拒否することが許される環境」があるかどうか。
「私だって」「私なんて」「これぐらいで」。言い換えれば「私だって嫌だったけど我慢した」— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
あくまで可能性の話であって、もちろん、全ての人がそうだと言うわけではないですよ。
女性に限らず「イヤなことをイヤと言えない」人が本当にたくさんいて、もうちょっと何とかならないのかなあと思う。「自分だって辛かった」と言う気持ちが邪魔をするなら、すべての人権問題は他人事じゃないんだよなあ。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
セクハラの冤罪をどう防ぐのかが鍵?
セクハラの話題で、なーーんか話が捻れてるなあと思うのは、「女性側の言い分が100%正しいとされる」ことに対する男性側の「恐れ」みたいなものを感じること。同時に、糾弾する側が孕む危険性。「でもこんなおかしな女もいる」って、そりゃそうだ。それはその人がおかしい。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
「でもこんなおかしな女もいる」からの「女はそんな奴ばっかりだ」への飛躍。人権を侵害する者は性別関係なく、考え直した方がいいのは確か。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
「男だと言うだけで犯罪者扱いするのか」と、正当防衛のつもりで(自分は無実なのに)反撃に撃って出る。被害妄想と言えば簡単だけど、何に対して「怯えている」のか。不安を抱えた相手に冷静に話を聞いて貰うには、責め立てるだけでは効果が薄いだろうな。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
人権が脅かされることなく、落ち着いて話し合えるテーブルはあるのだろうか。
性別に限らず「人権を守る」という視点が大切
ブラック企業、社畜などという言葉に代表される、若者の基本的人権も何もありゃしない現状があって。
日本社会全体の、「人権を大切にしよう」という、「人権意識」が低い。
わたしはおそらく「トランスジェンダー」というやつで、小さな頃から性別で括られることが好きではなかった。女性として生きているから女性差別に敏感にもなるが、そもそも「性別で括ること」がナンセンスだと思ってる。優遇されている男性側の人権は、ないがしろにしていいなんて、思っていない。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
「だれかが優遇されているのを見ると、相対的に自分が損するように思う」人が、少なからず存在していて、どっちがより優遇されるべきか、という話になりやすい。女性側の地位が向上しても、男性側が下がるとは限らない。どっちも尊重されるべき、とはならないのだろうか。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
女性専用車両に誤って乗り込んできた男性に、冷たく対応した女性達も話題になりました。
女性の地位向上を願うこと≠男性の地位を落とすこと
わたしは旦那を愛しているし、尊敬している男友達もいる。女性の地位向上を願うことと、異性を憎むことは、必ずしもイコールではないんだけどね。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
わたしには分からないことだらけですわ
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月25日
わからんちんの、とっちめちんですわ!!
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 25, 2018
みんなにやさしく、ではダメなの?
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 25, 2018
理想論かもしれないが、そもそもが「どいつもこいつも、しっかりと人権が保障されていないから」揉めるんだろうと思う。
攻撃性は不安の表れと言ってもいいのではないか。
男も女も、みんな「怖い」んですよね。
自分の立場が脅かされないと保障された上で、落ち着いて話し合う場が、あまりに少ない。
みんなで幸せになろうよ。
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コメント
後藤隊長!(笑)
攻撃的なのは不安の表れ、その通りですね。
彼らは既得権益を手放すわけにはいかない、という防衛戦線を敷いてるのかもしれません。無駄な塹壕掘りはもうやめろと言いたい。
まぁ僕も男性ですけど、セクハラは断固反対です。異性のパートナーがいる人ならそこに異論は挟むはずないと思うんですがね。自分の大事な人が他人にセクハラされるなんて普通嫌じゃないですか。
他の男が彼女にしてきたら嫌なことはするな。これですよ。ハグするLINEスタンプなんて送ってくる男がいたら僕は内心ハラハラですよ。道端で会ったらぶん殴ってやりたいと思うでしょう。しませんけどそれが人情ってもんです。