幼稚園が始まって、早2ヶ月。先月行われた歯科検診の結果が、幼稚園から送られてきました。
ウチの子は、歯磨きが大嫌いで、毎晩のように乱闘騒ぎでしたし、ちゃんと磨けているかどうかも怪しかったので、この結果を見て、本当に安心しました。
今回は、ここに至るまでの歴史を振り返りながら、イヤイヤ期の虫歯対策として、うちで最低限、気をつけていたことを紹介していきたいと思います。
歯磨きが嫌いになった理由
仕上げ磨きに嫌な思い出
1歳半検診の、羽交い締めにしての歯磨き指導がトラウマになったのか、あれ以来、仕上げ磨きをしようとすると泣いて暴れるようになってしまった…失敗した
— 志乃★LINEスタンプ発売中 (@shinoegg) 2013, 10月 2
娘がギャン泣きで大暴れしている中、歯磨きを指導されながら「歯磨きを嫌いになるのが心配で無理強いできなくて」と言ったら「今はこんなに泣き叫んでますけどねー、すぐ慣れますからーー(^_−)−☆」と淡々と続ける指導員さんを見て先輩ママのたくましさを見せてもらった気がしました
— 志乃★LINEスタンプ発売中 (@shinoegg) 2013, 9月 27
やっぱね、最初の印象って、大事でしたよ。
指導員の言う「すぐ慣れますから~★」の、「すぐ」はそう簡単にはやって来ませんでした。泣いて暴れて、大乱闘スマッシュブラザーズ。ただでさえ、イヤイヤ期の幼児に歯磨きをさせるのは至難の業。でも仕方がないんですよね。それがイヤイヤ期なんですものね。指導員さんも、後がつかえてましたしね。心を鬼にするしかないんですよね。わかってる。わかっちゃいるけど気が重く、毎晩の歯磨きタイムが億劫で仕方ありませんでした。
おまけに、その「歯磨き指導」で言われたこと(ジュースを飲ませるな、甘いものを控えろ、何か食べた後はすぐに歯磨きをさせろ、寝る前の歯磨き後は何も口にさせるな等)を、あんまり守っていませんでしたので、心配していました。
ではいよいよ、虫歯ゼロのために、我が家では何をしたのかということを書いていきたいと思います。
※効果には個人差があり、体質もあると思いますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
できる範囲で!イヤイヤ期の虫歯対策
唾液の共有を避ける
「虫歯菌の代表選手であるミュータンス菌は本来人間の体内にはないもので、生後に親族などの唾液から感染してしまうのだから接触を制限すべきである。」という考え方があります。
確かに、触れなければ感染はありません。しかし、「赤ちゃんから成長する過程で、親の唾液を完全排除することが可能なのか。可能だとしてそれはストレス源となりはしないか。」また、「そもそも、どの程度感染するのか不明である」という意見もまた存在します。
この問題は歯科医の間でも意見の分かれるところであり、どちらが正解ということでもないようです。
わからないときは最悪の事態を想定して安全策をとるのが危機管理の常識です。そこから考えれば、親の唾液は排除すべきでしょう。
「大人の唾液から虫歯菌がうつる」というのは、あくまで一説で、歯科医の間でも意見の分かれるところらしいですが、一応うちでも、「回し飲みをしない」「同じスプーンは使わない」等、かなり気をつけていました。でも、親がいくら気をつけていても、じいじ・ばあばには伝わっておらず、完璧には行かないというのも、よくあることのようです。うちもそうでした。義父や義母のツバをバイキン扱いするようなもので、嫁の口からはハッキリとお願いし辛いんですよね…。
そしてこれ、完璧を目指そうと思ったら、「ほっぺたにキス」もNGなんだそうで。ブチュブチュやってましたわ、わたし。
そんなこんなで、途中から「……歯磨き、頑張ろう…!歯磨きを頑張ればいいんだよ…!!」という結論に行き着きました。
今では、回し飲みも食器の共有もしますし、結構ユルイです…
歯医者さんでフッ素塗布&シーラント
フッ素塗布
フッ素塗布は虫歯予防や初期虫歯の治療にも使われるものです。予防歯科先進国では当たり前のように行われ、虫歯予防にとって欠かすことのできないとても重要なのです。
引用元:フッ素塗布が虫歯を予防する効果と自宅でできるフッ素の使い方 http://hanoblog.com/fluoride-treatment-1236
3歳未満は治療費がかかりませんでしたので、そのうちに歯科医院へ。
近所に子どもウケの良さそうな小児歯科があり、そこに連れて行きました。その小児歯科は、待合室にはオモチャが沢山あり、治療室は母子で入れる個室(DVD+ソファ付)だったので、娘も「何だか楽しそうなところに来た」といった感じ。特に緊張もしていなかった為か、私の膝の上で処置を受けた為か、そんなに暴れることもなく、すんなり塗られてくれました。そういう歯科医院を「はじめての歯医者さん」にしたことで、第一印象を良くできたのは、とても良かったのではないかと思っています。
シーラントって何?
シーラントとは、奥歯の噛む面の溝の部分にプラスチックを埋め込んでその溝から出来る虫歯を予防する方法です。シーラントは、保険治療で行えることがほとんどです。
同じく、治療費が安く済むうちに、歯医者さんでやってもらいました。特に虫歯になりやすい奥歯に処置をしてもらいました。フッ素塗布と比べると、だいぶ嫌がりましたけど、結果的にこの処置が一番予防になったのではないかと思っています。
同じく虫歯になりやすい前歯周辺は、丁寧に歯磨きをするしかないんですけどね。
普段使う歯磨き粉で虫歯予防
必ずキシリトール+フッ素入りの歯磨き粉を使っています。
娘が赤ちゃんの頃に使っていた歯磨き粉はこちら。
ピジョン 親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき 40ml (医薬部外品)
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味が好きだったようで、嫌がるどころがどんどん欲しがりました。
少し大きくなってきた頃に、こちらへ変更。
ピジョン 親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき ぷちキッズ キシリトール 50g (医薬部外品)
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イヤイヤで嫌がった時は、アンパンマン様頼み。
「『歯』の絵のやつと、アンパンマンのやつと、どっちがいい?」と選ばせると「あんぱんまん…」と、しぶしぶ磨かせてくれることが増えました。
最近では、プリキュアの歯ブラシなどでも釣っています。釣れない時は釣れませんがね…
歯磨きがどうしてもちゃんと出来ない!させてくれない!という時に
便利な商品(子ども向け洗口液)に頼る
井森美幸が歌う「お口クチュクチュ モンダミン♪」でおなじみのこちらの商品、子ども向けもあるようで。
幼稚園から試供品として送られてきたので最近使っているのですが、これイイです。ぶどう味で娘の大のお気に入り。何にも食べてないのにクチュクチュしたがります。
暴れたり、嫌がったりで、時間がある時にしか歯磨きができず、夜寝る前にしか歯磨きを出来ていなかったのですが、これだと20秒クチュクチュするだけなので、朝も楽しくケアが出来るようになりました。
こんな便利な商品があるのなら!!!歯科指導の時に教えてくれよ!!!と思ったり思わなかったり。(これに頼りっきりになるのも問題でしょうけどね…)
な~んつって。(あるだろうな~~)とは思っていたけれど、こういうのに頼ったらダメな気がしていたのが本音です。
理想を言えば、ちゃんと毎回、歯磨きをするのが一番なんでしょうが、「イヤイヤ期でもうどうしようもない!でも虫歯が!!もう嫌!!!」とお困りのお母様に、こちら、おすすめです。 スーパーや薬局で探してみてください。
まとめ
- 虫歯のある大人との唾液の共有を避ける
- 歯科医院でフッ素を塗ってもらう&シーラントをやってもらう
- 虫歯予防のための便利な商品に頼る
いかがでしたか。そう、よく言われていることをやっただけなんです。
でも、色んなお母さんのお話を聞いていると、親がどんなに気をつけていても、目の届かないところで甘いものを食べていたり、食べさせられていたり、虫歯になりやすい性質だったり…で、なかなか思い通りに行かないのが現実のようです。
うちの子は、なんとか虫歯ゼロを保つことができていますが、歯科指導などで「やっちゃいけない」と言われていることを沢山やっていますし、今のところはそうだというだけの話で、これからどうなるか分かりません。
完璧とは行かずとも、頼れるものに頼って、打てる手は打って、虫歯になった時に「…まあ、しゃーないか」と割り切れるだけのことはしておきたいですね。
この記事が、子どものオーラルケアに悩む、どこかのお母さんのお役に立ちますように。
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