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怒りの力

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私は、感情のままに文章を書くことが、あまり好きではありません。

怒りを爆発させること自体、出来るだけ避けたいと思っていて、常に冷静でいたい気持ちが強いです。

でも「怒り」にはエネルギーがあり、ひとを動かす力がある。今回はそんなお話。

 

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文章に感情をのせたくない

感情が薄いかというと、決してそういうわけでもなくて、むしろ感情的な人間だからこそ、文章に感情が乗らないよう、意識して抑えないといけないと思っています。

油断すると、すぐ乗ります。

引くぐらいに乗りまくります。

 

別に乗ったっていいんでしょうし、こうなるに至った経緯もまあ、それなりにあるのですが、今回の話はあまり関係がないので割愛します。

 

感情がのった文章には力がある

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過去に一度だけ、記事に「怒り」を、思いっきり載せたことがありました。

上記のグラフは、このブログの、全期間のアクセス数を表したグラフです。

結果は御覧の通り。ぶっちぎりです。

他の記事も、(自分でいうのも何ですが)そこそこアクセス数があったりするのにも関わらず、この結果。

「悪い親」を懲らしめるのは、気持ちがいいですか?
...

 

めっちゃ感情が入ってますね。うわあ。

書いたことに対して後悔はないですし、批判も甘んじて受けるつもりでいたけれど、当時、「もうこういう記事は書きたくない」と思った覚えがあります。

 

正論に誰も異論はないが、正論で人は救えない。
...

 

ただ、話題になった「日本〇ね」もそうですが、「怒り」は、時に爆発的に他人を巻き込む力を持つことがあるんですよね。 

 

怒りたくない

怒るということは、自分以外の誰かに攻撃性を向けているということで、出来ることならそんなことはしたくない。

背景に何かがあるかもしれないし、事情や理由があるのかもしれない。

それらを鑑みても、どうしても許せないこともある。

もちろん、悪いことばかりじゃなくて、何かを動かすことだって出来るかもしれない。

何かを変えたい、動かしたいと思った時、「怒り」は力を発揮する

うつ病回復期に、ずっと抑え込んでいた怒りを爆発させたことで、状況が変わったこともありました。

 

【鬱レベル順】うつ病が回復するまでに私が試した7つの対処法【行動編】
...

 

でも、怒りたくない。

 

怒りは、優しさの対極にあるような気がする

どんな大義名分があったって、力ずくで要求を通そうとしたり、誰かを追い詰めたり、傷つけたりするようなことは避けたいと思っています。

でも一方で、怒りが湧くのは、期待の裏返しだったりもして。

最初から期待しなければ、怒りが湧くことなんてないし、いくらでも優しく出来る。

怒るのは、その人を思ってのことだったり、その人に期待してのことだったり。

怒りでしか、本音を表現できない時もあって。

きっと本当は良い悪いではないはずなのに、私は感情的になることのネガティブなイメージが強すぎて、誰かに怒りをぶつけることが怖いのかもしれない。

その怖さだって、「嫌われたくない」とか「ナメられたくない」とかいう「よく思われたい」気持ちからではないと否定はできない。

 

でもそれだけじゃなくて、

何か、怒りを向けられてきたことに対しての、許せない気持ちもはらんでいる。

 

力は力で、感情は感情で、善悪ではなくて、使い方次第

「最も避けたい」「避けるべきだ」と思っていることが一番、力を持ち、よくも悪くも多くの人を巻き込んだという、この皮肉な現状。

でもそれでも、誰かを傷つけていいことにはならないとも思う。

一方で、ジョゼフ・マーフィの言葉に「恐れていることこそ、やってみろ」というものがあります。

私はどうしてここまで、怒りをあらわにすることや、文章に感情をのせることに抵抗があるのか。

原因と思われる出来事は色々と思い当たりますが、たぶん重要なのは過去ではないんですよね。

人を動かすのはいつだって理屈ではなくて、感情。

人を動かしたかったら、感情に訴えるのが一番ラクで、簡単。

いくらでも感情をのせていいとなったら、悲壮感や被害妄想、怒りエッセンスたっぷりのブログになりそうだ。

そんなものを読ませたいわけでもない。

 

わたしはいったい、何のために書くんでしょうね。

 

楽しい記事を書きたいと思いながら、感情の赴くままに書くこともやめられない。

私の声に、記事に、何かほんの少しでも力があるとして、出来ることはなんなのか。

やるべきことはどういうことなのか。

何より、 どうしていきたいのか。

 

できること、できないこと。

求められていること、求められていないこと。

やりたいこと、やらないほうがいいこと。

やりたくないこと、やらずにはいられないこと。

 

無理なく、たのしく、自分らしく、続けていけることが最良で。

それが何なのか、最近、よく考えています。

 

現場からは以上です。

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