志乃流 似顔絵が出来るまで（元AKB48・前田敦子＆大島優子）

ウィッス。志乃です。いかがお過ごしですか。

今日は【誰得★わたし流の似顔絵が出来るまで❤】をお送りします。

 

使用ソフトはSAI、ペンタブはWacomのBAMBOOです。

 ↓私はこのソフト付きパッケージを買いましたが、付属のソフトは全く使いこなせていませんｗ

これからペンタブを初めて買う！って方には、こういうパック商品がいいかもしれませんね。わたしは、漫画描くにも何するにも、長くSAIを愛用しています。 

 

SYSTEMAX Software Development – ペイントツールSAI

安価で、利用人口が多いため、ネットにたくさんの使い方講座が載っています。

今はもっと色々、安価で多機能なペイントソフトが出回っているみたいですので、興味のある方は調べてみてください。

 

まずは下書き。気の向くままイメージラフ。

似顔絵のサンプルにふさわしいように「誰でも知ってる人気者」の似顔絵を描こうと思い、福沢諭吉を描きましたが、それもどうなんだと思いやめました。

思ったんですが、考えようによっちゃ、みんな1万円相当の福沢諭吉ブロマイドを持ってて、その数を競い合っているみたいなもんですよね。大ファンか。

 

置いといて。

似顔絵の続きです。

まずはお手本の写真を見ながら、ざざっと。

こちらの下絵は、ある程度整えた状態のやつです。大体の頭の形を丸でボンヤリと描き、目と口のおおまかな位置を捉えます。（アタリというやつです）

 

いつも私が特に気をつけるのは、目と口の、形と位置です。
輪郭と目口の配置のバランスを注意深く観察します。

これだけで似るかどうかが決まると言っても過言ではないかもしれない。

ちなみに、私があまり鼻を描かないのは、リアルになり過ぎたり、くどくなったりするからです。（シンプル＆スタイリッシュな似顔絵を目指して描いています）。特徴の出る鼻を描かないぶん、目と口の位置に気を使います。

大島さんの場合は涙袋とえくぼ、前田さんの場合は歯の見え方に特徴が出ていたので追加。黒目がちかどうか、白目と黒目のバランスも見ます。

（一般のお客様からご依頼を受けた際は、なるべくこの下絵の中にお客様が好きなものを盛り込みます。喜ばれます。）

線を清書します。清書しながら、より似るように、微調整をします。この絵の場合は、前田敦子さんがいまいち似ていないように感じたため、下書きより目の間隔を、ほんのすこし狭めました（ごめんなさい）。髪型も微妙に変えてあります。

また、顔だけというのも寂しかったので、要素が逆三角形になるように、中央にピースを加えてみました。なんとなく構図のおさまりが良くなりました。

次に、下塗りをします。おおざっぱに感覚で塗り塗り。あとでそれぞれの色味を調整できるように、色別にレイヤー分けをしておきます。（肌色レイヤー、大島髪＆瞳レイヤー、前田髪＆瞳レイヤー、リボンレイヤー、白色レイヤー）

「下のレイヤーでクリッピング」の機能を使ってそれぞれに乗算（※透明度低めにする）で影をぬりぬり。影はだいたい二段階。それらより上に、ハイライトのためのレイヤー入れてツヤ出し。

チークを入れる位置は、頬の一番高いところ（実際のお化粧と同じですね…）

あまり影を詳しく入れて立体感や素材感を出すと、生々しさやクドさが出て、シンプルさが損なわれる気がするので程々にしてます。（また、シンプルにした方が、アイコンにした時に映えます）。たぶん。

塗りながら、色調補正でそれぞれベースの色をバランスを見て変更。

ちょうどいい塩梅が見つかるまで、調整、調整、微調整。

背景にボヤンとハートとサインを加えて出来上がり。

【AKB48】「伝説のセンター×2」イラスト/志乃 [pixiv]

…似てます？

Pixivの方で、似ているかどうかのアンケートを行ってますので、答えてみてくださいね。

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