【図解】発達障害の分類(参考:厚生労働省:政策レポート(発達障害の理解のために))
どうも。志乃です。
今後、「大人の発達障害者の一人」として、情報を発信していく機会が増えそうですので、それに対する見解と、懸念を以下にまとめておきます。
主にツイートのまとめになりますが、宜しければお付き合いください。
自分のことを突き詰めるとどこにも属せない感じ
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
こう書くと、中二病のようですが。
「主婦」「母親」「女性」「アラサー」「イラストレーター」、そして「発達障害」と、私を表す単語は様々ありますが、そのどれも代表することはできませんし、どの属性の中でも「自分はマイノリティ(=少数派)である」と感じてしまいます。
でもそれは私に限った話ではなくて、誰も自分と同じ人間はいないし、誰もがマイノリティで、孤独な存在なんですよね。
あなたは日本社会の中でのご自分を、どちらかと言うとマジョリティ(多数派)だと思いますか?それとも、マイノリティ(少数派)だと思いますか?
— 志乃 (@shinoegg) 2015年11月30日
個人の見解でも、発達障害を名乗ることで危険性もある
「発達障害者の1人として」わたしが情報を発信することが今後増えるかもしれないけど、絶対にそれを脅威に感じたり、嫌がる人も出てくる。私は私でしかなくて、個人の見解を述べるだけなのに属性単位で見られてしまうことが避けられない。同じ発達障害を持っていたって生き方や考えはそれぞれなのに。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
発達障害者への理解とは?
発達障害の理解が進むことを願っているけど、同時に、自分にとって大事な誰か(家族など)にありのままの自分をただ認めてもらえたら、それで満足だったり、幸せを感じられるんじゃないのかなあと思うよ。そのためにも、理解や知識が広まるといいよね。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
そうやって考えていくと結局、発達障害に限った話ではなくて、「人間は多様性がある」「似た傾向はあっても個は違う」という、当たり前でシンプルな答えに辿り着く。ただそれだけのことなので発達障害を名乗る必要性もぶっちゃけないのよね。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
認められたいのは「発達障害」か「自分」か。「社会」からか、「誰か」からか。
「社会に認められたい」と強く思いつつ、本当は、心の奥底の、本当の願いは、「お母さん(お父さん)に認めてほしい」だったりするかもしれなくて。そこに蓋をして社会に承認を求めても、渇きがなくなることはないかもしれない。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
もっと言ってしまうと、他人に承認を求めているうちは渇きが治まることはなくて、自分自身を認める力=自己肯定感を増強することが大事なんだと思う。そしてその、自分を認めることは、とても難しい。生い立ちの中で、それを否定され続けてきた人が殆どだから。
— 志乃 (@shinoegg) 2016年8月28日
成長の過程で、自身を否定され続けてきた大人の発達障害者が、今後、自力で自己肯定感を育むには、どうしたらいいんだろうね。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
発達障害者のひとりとして、自分の体験を切り売りすることはできるけど、それをやっちゃうと、「世界の何処かの発達さんの」「その人にとっての大事な人への理解」は却って妨げられる可能性もあるわけで。そのへん難しいなあ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
だからやっぱり、何度でも繰り返し「1人の人間として見て」と言っていかないといけないのかもしれないなあ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
多様性を認め合うことの痛みと難しさ
で、だ。多様性を認め合うってことはつまり、「発達障害者に対して否定的な考え方を持つ人」の意見も尊重するってこと。むしろそこに、共存のためのヒントが詰まっている。たぶん。耳を塞ぎ、目を閉じ、感情のままに怒るのは簡単だけど、その先に幸せはあるのだろうか
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
最近、とある性的暴行事件が世間を騒がせました。「犯人は発達障碍者ではないか」という噂が、ネットを中心に広がっています。
やっていいことと、やってはいけないことがあって、それは発達障害のあるなしは関係ない。やってはいけないことをした者が、法の下で裁かれる。ただそれだけのこと。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月25日
犯罪をおかしたのは「発達障害だから」ということにして納得したい人達がいるらしい。噂が確定事項として伝播するのもよくある話。女性差別とか、うつ病差別とか、母親批判とか、自分の属性について、よく知らない人達から、好き放題言われるのはこれに限ったことではなくて、慣れた部分もある。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月26日
仮に本当に彼が発達障害者で、「発達障害だから」こんなことをしたとするなら、同じ発達障害の私もああいうことをすると思うのかという話。私が繰り返し言ってきた「発達障害者は一人一人違う」を、これからも言っていくだけのこと。
— 志乃 (@shinoegg) 2016年8月26日
発達障害に対する偏見はある。でも、世界のどこかにいる顔の見えない誰かを説教したり、改心させるためにエネルギーを使うより、すぐそばにいる大事な人に、自分のことを分かってもらえたら、きっとそれでいい。世の中いろんな一人がいるし、自分の思惑通りに動いてくれるわけじゃない。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月25日
怒りをきちんと表明し、間違いを指摘するのは、他の方がやって下さっている。で、わたしが出来ることはなんだろうな。楽しく、わかりやすく、かつ正しく、発達障害の理解を広めるような仕事がしたい。多様性があり、個人差が激しいので難しいんだけど。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月25日
毎度思うけど、「一部の目立つ人間の悪い行いのせいで、カテゴリ全体が偏見の目で見られる」ことを、自分が所属する時はあんなに嫌がるのに、それが他人事になるとみんなどうしてそれを忘れるんだろうな。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月26日
わたしが目指したいゴール
発達障害について考えれば考えるほど「人はそれぞれ違うということを受け容れて、自分や他人の多様性を認め合おう」以外に言うことないような気がするんだよなー
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
そんなことをごちゃごちゃ考えている私とは対照的に、「(ちょっと困ったところのある人の話題)…でもまあ、そういう人だからね(肯定)」「そうね〜」で終わりなのが旦那と義実家の皆さん
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月28日
旦那さえ私を認めてそばに居てくれたら、私をよく知らない人から何を言われても構わないという心境になりつつある。それで旦那に「…もし私が世界中を敵に回しても、味方でいてね❤︎」とお願いしたら「世界中を敵に回さないでください」と言われました
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年8月26日
最後のはまあ、冗談として。
世界中を敵に回さない方法で、自分にとって大事な誰かと、何より「自分自身」に認められるようになることを、願っています。
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