どうも。志乃です。
怒鳴っている相手に対して「そんなに怒鳴らなくても普通に言ってよ」と言い、火に油を注いだことはありませんか。
その話題から、アンパンマンの考察などを交えて考えたことの、まとめです。
怒鳴るのは自分の話を聞いて欲しいから
「怒鳴ることで相手を威圧・萎縮させ、言うことを聞かせたい」という心理がまず相手にある(その手法が染みついていて、自覚がない場合もある)。相手を萎縮させて言うことを聞かせることが目的なので、こちらが冷静にふるまうと、余計に怒る。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
「怒鳴らなくても普通に言ってくれれば分かるよ」というのは、完全に逆効果と思われる。普通に言っても分からせる自信がないので、怒鳴っているんですわ。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
感情的に説教をしている人が、途中でかかってきた電話に出た途端、声のトーンが変わったりしますよね。そういう時は、怒りの感情を「意図的に使っていて」コントロールできないわけではないんですね。
もしくは、相手に余裕がない。
どんなに優しい人だって、心に余裕がない時はある。
どうして怒鳴る?どうしたら話を聞いてくれる?
「普通に言っても分かってもらえなかった」っていう歴史があるのかもしれないし、遠回りだけど「あなたの話をちゃんと聞いていますよ。あなたのことを尊敬していますよ」と、態度で伝え続けることで、軽減されるかもしれない。やってられないけど。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
毅然とした態度で拒否の姿勢を見せるのも大切なことですが、身近な人間だったり、無下にするわけにはいかない相手の場合、厄介ですよね。
私が何か意見をいうたびに、ヒステリックに怒鳴り散らす母に、「お母さんも大変なのは分かる」「お母さんの気持ちは分かる」「お母さんはそういうところが偉いけど」などと、まず最初に肯定の言葉をつけてから話はじめるようにしたら、劇的にスンナリ話を聞いて貰えるようになった。相手は自信がない。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
怒鳴る人ほどいっぱいいっぱいで、不安を抱えている。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
なんで子どもの私が大人になんなきゃいけないんだ…と子ども心に不服だったけど、まあ、仕方ない。そういう人もいる。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
普段は優しい人だって、状況によってはそうなってしまうこともある。
イヤイヤ期の子どもにも、「うんうん、イヤなんだね~」と、まず共感の姿勢を見せると、すんなり話を受け容れてくれたりします。
まず、「あなたの気持ちを、受け容れていますよ」という傾聴の姿勢が大事。
欲しいものはまず「自分から与える」の法則
「自分が優しくされたかったら、まずは自分で自分に優しくして、相手にも優しさを与える」っていうのが近道。たまーにすごく寂しくなることもあり、アンパンマンが愛と勇気だけが友達さという理由が分かる。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
優しくするってことは、身を削って相手に尽くすってことなのかねー。アン食う?
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
親切が「ありがた迷惑」になることも
「ありがた迷惑」が苦手。そういう相手には大抵、こちらの気持ちが見えていないし、無自覚のうちに失礼な人もいる。でも、相手に悪気はない(むしろ善意)だから無下にもできない。「ありがとう」と言っておけば丸く収まるし、大抵はそうする。「貰った」はずなのに、こちらがちょっと削られる。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
まあ、でも、気にかけて貰えるっていうのは、ありがたいことなんだよね。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年11月8日
優しさは、与えるのにもコツがいる。
相手のことを考えると、何も言えなくなることもある
「周囲に心配をかけたくない」「迷惑をかけたくない」と思えば思うほど、「平気なフリ」「何でもないフリ」が得意になっていき、そんな私に、誰も気づいてくれなくなりました。
かつて、うつ病で引きこもっていた私が、一度だけ自殺を決意した日も、何でもない顔をして、いつも通りに家を出ました。
「心配をかけたくない」とか、「迷惑をかけたくない」とか、他人の都合や、気持ちや、顔色ばかり伺っていると、どんどん自分の感情を表に出せなくなっていきます。
相手のことを考えるほど、自分とは違う人間なんだと理解する
「こんなことをしたら迷惑なんじゃないか」という気持ちは、裏を返せば「嫌われたくない」という保身が元になっていたりもするんですが。
そうではなく優しい人ほど、「相手は自分と違う人間なんだ」ということを深く理解していて、相手のことを尊重したり、必要以上に干渉したりしません。
自他の境界線があいまいな人ほど、「寂しい」と言えるのかもしれません。
アンパンマンにはなりたくないけど
自分のパワーがダウンすると分かっていても、お腹がすいた友達に、文字通り身を削って差し出すアンパンマン。
それなのに「愛と勇気だけが友達さ」という歌詞。
自分と相手は違う人間なんだと理解したうえで、相手の立場になり、たとえ不利益を被っても、相手を非難したり、見返りを要求したりしない。
で、そんな優しいアンパンマンが、唯一「優しくしない」のがバイキンマン。
実はバイキンマンは、アンパンマンが自分の感情を思いっきりぶつけることのできる、孤独を埋める存在なのかもしれませんね。
現場からは、以上です。
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