ツイッターを眺めていたら、こんなツイートが流れてきました。
記事の写真やスクショ画面だけを転載ツイートするよりも元記事のURLをシェアしてあげてねって話をざっくりとマンガにしました(URLは言及元)https://t.co/xFKFAXzX9g pic.twitter.com/MNblTwSV5z
— 吉本ユータヌキ (@gonnakill_uta) 2015年11月21日
こちらの漫画の、元になった記事はこちら。
今回はこのことについて考えた、ツイートのまとめです。
バズっても一銭にもならない
影響力のあるツイッタラーさんに記事の要点とまとめ部分だけをスクショで紹介されて、1万リツイート以上拡散されてたけど、まったく元の私のブログにはアクセスされなかったという苦い思い出が蘇った。「ブログまで見に行く手間を省いた」ってことなんだろうけどそれでお金貰ってるんでやめて下さい。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
誤解のないように過不足なく、順序や構成を考えて記事にしているのに、要点だけ拡散されたもんだから、手柄だけ横取りされて、誤読によるツッコミや苦情はこっちにくるという最悪さ。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
ネットの記事にお金が入る仕組み
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、私の記事にはGoogle広告が貼ってあります。こちらの広告は、アドセンス広告といって、読んでいる方がクリックしなくても「画面に表示しただけで(つまり一瞬目に入っただけで)」記事を書いた人にお金が入るという仕組みです。
中にはこのシステムを悪用する人もいます。
とにかく刺激的なタイトルにして記事へと誘導し、事実無根だったり、まぎらわしい情報でお金を稼ごうとする人もいて、様々な問題が生じたりしているわけですが、YouTube等、ネット界のエンタメを支えているのも事実で、使い方次第だと私は思っています(ちなみにこちらのブログで得た収入は、娘の教育費や猫の餌代になっております。ありがとうございます。)
つまり、ネットのエンタメ(WEBマガジン等も)の収入は、この「アクセス数」によって決まる部分が大きいわけです。沢山のアクセスを集める力があるブロガーの影響力を見込んで、仕事が舞い込んだりするわけだ。
「良かれと思って」「軽い気持ちで」、記事へのリンクを貼らずにコピペしたり、スクショだけで済ませたり、自分のもののようにして発表してそこで終わらせてしまうと、元の知的労働者には一銭も入らないってことなんです。
でもまあ、よくあることだよねっていう
書店にある本を買わずに写真に撮って拡散したり、
漫画を勝手に大量スキャンして、まとめサイトを作って暴利をむさぼったり、
ネットの情報を勝手にあちこちから持ってきて切り貼りしてページを作ったり、
お金も使わず、頭も使わず、他人の労力を利用してお金を稼ごうとする人はいる。
何のために書くのか?手柄のためか?お金のためか?
言うまでもなく、著作権の侵害は犯罪であり、許されないこととして。
クリエイターが作ったものをパクられるのはきっと、これからもなくならないし、作り続けていくことに変わりはない。
じゃあ一体、どういう気持ちで、これから言葉を作っていけばいいのか。
「わたしの考え」や「言葉」や「着眼点」を、さも自分が考えたように発表されて、アイデアを横取りされるってことが昔からよくあって、それはモラルに訴えてどうにかなることでもないと知ってる。やめてって言っても限界はあるし、自分でもやっているのかも。でもそうやって浸透していくのが目的なのか
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
わたしはこのブログを、「楽をシェアする」というコンセプトでやってきていて、同じように”マイノリティであること”に悩む人の気持ちや社会の閉塞感を、ちょっとでも楽なものにしたいという願いがあって書いている(こう書くと大分恥ずかしい)。
承認欲求やお金を稼ぎたいという気持ちもなくはない。というか、だいぶある。否定はしない。へい兄ちゃん、広告クリックしてかなーい?である。ごめんなさい。
それもあるけど、それだけじゃないんだよなあと。
恐れ多くも「志乃には波紋を起こす力がある」と前に言われた。一石を投じることが出来たなら、波紋のように広がって、希望する世界に近づく。手柄に拘らず、自分の言葉を量産し続けるしかないんだろうな、と思う。まあ、やめてほしいけど。言霊ってそういうことだったりしてな
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
私の影響力なんて、微々たるものだけども。
どんな小さな波紋でも、私の影響を受けた誰かが、新しく似た石を投げてくれたなら、連鎖反応で大きな輪になっていく。ツイッターをやっていると、そんな状況を目の当たりにすることが多くて、「人の間で伝搬することで産まれる力」に驚く。
あと一連のツイートで真に言いたいことは「自分の承認欲求を満たすために書いているのか?」という自問自答みたいなもので、他人に「やめさせよう」と思う気持ちを手放したほうがいいのかしらん、という考えごとです。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
「他人の迷惑を考えろ」とか「周りを振り回すな」とか「声の大きい人にそういうことを言ってほしくない」とか、裏を返せば「影響力を自覚しろ」と注意される場面が本当に多くて、じゃあ影響力って何なんだべ。自然では、水面に石が落ちて波紋のように広がっても、落下地点から消えていく。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
これは別に私に限った話ではなくて、ネットという湖の中で誰がどんな石を落とそうが、波紋が広がるうちに落下点から消えていって、また元の静かな水面に戻っていくわけで、誰が何を言ったとか、そんなこたぁ意味もなく小さなことなんだろうなあ。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
バズりたくてツイートの1つ1つに情熱をかけていた頃はパクリツイッタラーを憎んでいたし、1記事に情熱をかけていた頃は引用元を消してのコピペが嫌だった。そういう執着を手放し、私が私であることに情熱をかければ、誰にも盗みようがないのだよねー。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月19日
作ったものを盗まれることがあったとしても、生産工場(=自分)は盗みようがない。
WEBクリエイターは今後、「作ったもの」を売り込むだけでなく、自分にブランド力をつける必要があるのかもしれない。
……………。
望月志乃。
望月志乃を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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