・気まぐれ
・マイペース
・基本的に低意欲
・嫌いなことはしない
・好きな遊びになると一心不乱
・集中するとやたら俊敏
・扱いが難しい
・なかなか人に心を開かない
・媚びたり馴れ合いが嫌い
・邪魔をされると「フーッ!」ADHD、前世ネコ説
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年10月19日
今日はこのことについて、考えたことをまとめたいと思います。
ADHDの「分かりにくさ」は複雑さにある?!
ADHDの特性を、詳しくない人にもわかりやすく、理解しやすく、誤解のないように説明しようとする時、様々なハードルがある。
わたしがいつも一番気を遣うのは、「個人差が激しいため、一概にこうだと言えない」という部分。ADHDの紹介と見せかけて、単なる「自分がそうです」という自己紹介をしているだけなのでは、と感じる人もいる。わたしの場合、欠点をすべて「ADHDのせいにして納得してしまいたい」という願望も少なからずあって、そのせいで誤解と偏見を産み、ほかのADHDに迷惑をかける原因にもなりかねない。
人格に重大な難があると思われる人や、犯罪をおかした人間が「自分はADHDなんで~」なんて言おうものなら、周りの人間は「ADHDって、みんなこうなの!?」と思ってしまう。そう考えると、「自分はADHDだと名乗るからには、品行方正でいなければならない」という、責任を強く感じる。
「傾向」や「共通項」を、「偏見」や「誤解」にしないために
人間は一人一人違って当たり前であって、一部を見て全体を決めつけるなど、そんなのおかしいだろうと(きっと誰もが)思っているのだが、「複雑なものを(省エネのために)単純に考えようとする」というのも、それはそれで変えようのない人間の脳の習性でもあって、仕方のないことでもあるんだと思う。
で、そうやって諦めるのは簡単だけども、少しでも分かりやすく、伝わりやすい表現はないだろうかと、考えていた。
ADHDの特徴を列挙すると、猫の習性っぽくなる
「ADHDは猫そっくり」と思っている。孤高タイプもいれば、甘えん坊なのもいる。マイペースで、気まぐれで、自由な単独行動を好むが、ネコ同士での協調性(集会)ならある。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年10月21日
従順で飼い主によく馴れるが、犬と比べて主人絶対の面では、その趣きを異にしており、むしろ自己中心的にみえます。
- 走るもの、動くものを追う、つかまえる、遊ぶ、なぶるなどの習性があります。
- 獲物を見張り、根気よく待ち、忍び寄り、また退ぞき、一瞬の動作で捕えます。
- 警戒心が強く、自己のナワバリを主張し、守ります。
- 群棲するより、どちらかといえば孤独を好みます。
- キレイ好きで、からだや居場所を汚しません。
- 拘束されることを嫌います。
引用元:犬とねこの特性について
5.だけは、だいぶ違うが…。「片付けられない」ことで有名なADHDの中にも、キレイ好きなタイプがいるかもしれない。
- 単独行動を好む
- マイペースを乱されるのが嫌い
- よく寝ている(「狩りの時間以外は、無駄な体力を使わない」という猫の習性)
- 興味があるものに大興奮して衝動を抑えきれない
などなど、猫の習性について調べれば調べるほど、「わたしやァアァアアア!!」となり、妙に腑に落ちてしまう。
猫の「習性」と「性格」の関係に似ている
ネコに例えることで、「猫にもいろいろな性格の子がいるでしょ?」とか「わたしを猫だと思って対応してほしい」とか、お願いができるのではないだろうか。
前世がネコだったので、今世での人間の暮らしに馴染めていない説を提唱したい
旦那がその昔、「理解できない奴にむかついたら、『あっ、この人、前世が虫だったんだな!だからまだ人間のルールがわかってないんだな!』と思うと優しい気持ちになる」と話していた。ADHD族は前世ネコだったのかも、と思うと、自分に対して諦めがつく
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年10月21日
人間相手すんの疲れるな!!!(ネコ目線)
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年10月21日
人間社会でうまく振る舞えず、そんな自分に落ち込むことの連続ではあるが、「まあ、前世ネコだったんだろうから、仕方ないな!不慣れなのは仕方ないとして、来世のために今世、頑張っていこう!!」という気持ちになる。まあ、現実主義のADHDの方には鼻で笑われそうではあるが、そこはどうか、スルーしてほしい。
猫の生き方からヒントをもらう
猫がなんで愛されてるかって、「愛らしいから」だと思う。
だが
「わたしの前世、猫ちゃんだったんだニャン♪(Sさん 35歳主婦・仙台市)」
というのは、かなりキツイものがある。
「前世がネコだったんだと思う。だから大目に見てほしい(S乃さん・30代女性/イラストレーター)」
色々と、こみあげてくるものがある。
ですが結局、愛嬌があるタイプも、ないタイプも、
「困ったところもあるけれど、そこも含めてカワイイんだよな~~、もう、こいつは~!!!」と思ってもらえる、たった一人の理解者(=飼い主!?)を、どうやって得るか、もしくは「理解者なんぞいらん!」と、己の道を行くか(=野良)に、「のびのびと生きられるかどうか」が、かかっているような気がしている。
ツイッターで色々と不特定多数に向けて書いてるけど、1番読んでほしいのは旦那。そんな気持ちで書いている。パートナーが分かってくれたら、それでいいってこと、結構ある。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年10月21日
とりあえず、猫に謝りたい。
現場からは以上です。
コメント
自分以外にも猫だという人がいた…
記事、面白く読みました。
定型発達の人が犬っぽくて、 ADHDの人が主さんおっしゃるように猫、ASDの人はむしろ人間寄りなんじゃ…とか思いました。共感できないとか空気読めないとか言うけど、物事を客観的に把握して法則性を見つけるっていうの、人間しかしないと思うんですよね。