ツイートのまとめです。
ママの死を扱った子ども向け絵本が話題に
冒頭でツイートを紹介してくださったようで。ありがとうございます! / “「ママがおばけになっちゃった!」に対する息子の批判がまっとうすぎる – 仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長” https://t.co/lrHtCGK403
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
掲載された私のツイートはこちら。
「失って初めて気づくことがあり、ママの大切さを伝えたい。子どもには嫌がられたが、ママ達からは泣けたと絶賛された」というインタビュー記事を読んで、何とも言えない気持ちに。「ママはこんなに大切なのよ」と脅しのようにママが読み聞かせるって、ママはいいかもしれないけどなんか狂気を感じます
— 志乃⚠重版決定♥横から目線の育児本 (@shinoegg) 2015年9月8日
「ママを大切に思ってほしい」という願いからきている?
「私はあなたのために、こんなに〇〇しているのよ」というのをアピールすることが、愛情表現だと感じる方もいて、私は実際に長年そういう愛情の与えられ方をされた人間として嫌悪感をおぼえる。思い知らせなくても、アピールしなくても伝わるものは確かにあるはずなのに承認欲求と不安がそうさせるのか
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
自己犠牲の精神や、奉仕の心、無償の愛は、そりゃ素晴らしいものかもしれないし、聞こえも大変よろしいけども、相手にアピールしたり、他人に要求した時点で、なんだかおかしなことになるのよ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
「あなたのために頑張りました」と言われるより、「善いことをした気分になって自分が嬉しいから勝手にやっただけよ」と言われるほうが、受け手の心は軽い。頑張りを認めて欲しいという欲が出過ぎると、相手のことが見えなくなってしまう。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
「あなたのためにやってあげてるのに」というようなセリフを臆面もなく言ってのけちゃう人には、いくら「頼んでない」とか「勝手なことはやめてほしい」と言っても、なぜか通じない。相手の瞳に自分が写っていないような薄気味悪さ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月14日
でも、そういうことをしている当人に、それを伝えたとしても、逆上されたり、責められたり、人間性を否定されたりするだけなんだよね。せっかくの善意を「ありがた迷惑」とか「愛情の押しつけ」なんて言われたら、哀しいというのも分かる。受け手に「感謝」を強要するやり方は、私は好きではない。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
母の「あなたのために〇〇した」は、私にもっと思い知らせたくて「あなたのせいで〇〇するハメになり大変な思いをした。でもあなたのためだから頑張るわ」に変化するようになり、結果わたしは他人からの手助けを全て「迷惑をかけて申し訳ない」としか受け取れない人間に育った。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
聞こえのいい表現に、惑わされてはいけないと思う
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
「頑張り過ぎ」て報われない日本人
本当はみんな、自分の頑張りをただ認めて欲しいだけだったりして。 – ひびわれたまご https://t.co/Ash79ET2hJ
みんな頑張っているし、頑張れば頑張るほど他人に厳しくなり、社会全体が息苦しくなってしまう。なんか、切ないわ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
みんなしんどいし、みんな頑張っている。そんな気がする。同時に、とても寂しい気持ちになるんだよなあ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
「どうやったら、お母さんは私の気持ちに気づいてくれるだろう?」と思って努力を続けた20年。たぶん一生、伝わることはないだろうと今は思う。でもまあ、それも仕方ない。親子間で価値観が違う。それだけのことなのかもしれない。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
自分の大切さを「自分で」アピールしたくなる理由と、すれ違い
「やめて」と伝えているのに、ありがた迷惑を続ける母に、どうしてこちらの気持ちが伝わらないんだろうと悩んだ。母が求めているのは「承認」で、「拒否」は反対にあるもの。「ありがとう、あなたの頑張りはよく分かっている」と、最初にしつこく言うことで、母は多少、話を聞いてくれるようになった。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
例の絵本には、そういう一方通行の盲目的な愛情の押し付けと、相手の気持ちを無視した愛情アピール、そして「それはおかしいと伝わらないもどかしさ」を感じるんだよね。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
子どもが嫌がっている時点で、子どものための絵本ではない。「頑張りを認められたいママ」のための絵本。同時に、そんな精神状態にいるママがたくさんいるということでもあって、色んな意味で日本やばい。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
もうホント、頑張らなくていいよ。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
親の負担を減らす政策により少子化から脱しつつあるフランス
そんな中、「日本のお母さんはそんなに頑張らなくてもいい」というメッセージを、フランスの少子化政策と絡めて紹介する記事を見つけました。
"「良妻賢母」幻想が強い国ほど少子化が進む" 産後、色んな所で専門家に相談にのってもらったり、子育て講座を受けたりしたけど、どこに行っても「お母さんが笑顔でいられるのが一番大切」と教わった。日本はとにかく「甘え」に厳しい。https://t.co/8qBeghzna2
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
「甘えること」を社会が許したら、どこまでも堕落してしまうのではないか?という、恐れみたいなものを感じることが多い。「だって、今でさえ、こんな酷いバカ親を見た!バカ親が増えているのに!」と。社会不安はこういった「自分以外はみんな愚か者」という考えが生み出すような気がする。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
そんな中で、実際に「子育て世代の負担を減らそう」と動いたフランスで成功をおさめたというデータを見ると、なんだか心強い。
— 望月志乃🌞ADHDだヨ!全員遅刻 (@shinoegg) 2016年11月15日
これは「フランスすげー」と絶賛する本ではありません。フランスをネタに日本をどうしたらよいかを考えていただく、そのヒントを詰め込んだ、日本のために書いた本です。
フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書) 髙崎 順子 https://t.co/1zMs3yUNLs
— 高崎順子 (@misetemiso) 2016年11月13日
現場からは以上です。
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