どうも皆さんこんにちは。
女性に生まれて33年、望月志乃です。
私の実年齢はさておき、またまたツイッターで、気になるツイートを見かけました。
今回は、そのまとめです。
考える発端となったツイート
生理痛で心も身体もやられてる時に「風邪?」と聞かれたから「生理」と正直に答えた。理由は、あなたの健康を脅かす類の調子の悪さではないってことを教えて安心させるため。そしたら「ちょっと…下品だよ」って、うーん、女性の性や身体をタブー視するのマジでそろそろやめませんかね〜😠😡
— AKKOGORILLA🌹あっこゴリラ (@akko_happy_b) 2018年4月24日
相手を気遣うつもりで生理を申告したものの、「下品だよ」と窘められてしまったケース。このツイートは現時点で4万回近くリツイート(シェア)されており、様々な意見が寄せられているようです。
東日本大震災時に生理用品を「不謹慎だ」とした男性が話題に
震災時に「生理用品」を「いやらしいことに使うもの」と勘違いして認識していた男性が問題になってたよな…。こういうの見るたびに「保健教育は男子にも必要」とおもう
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 26, 2018
ただし、「震災時に、生理用品について誤解している男性がいた」というのは、あくまで「見た」という目撃証言に過ぎず、根拠となるものが個人のツイートだけだったため、そんな男性は本当は実在しないのではないか?と考える方もいらっしゃったようです。
被災地に届けられた生理用品を『不謹慎』だとして送り返した男性は実在したのか – Togetter
この男性がツイッターで話題になった当時、わたしも話題を追っていて、男性側の反論や、様々な意見が寄せられているのを見ていました。
それらの中に、明らかに「女性の身体について知識不足」だと感じる発言や、証言が多かったのを覚えています。
実在したかどうかはさておき、男女間で「生理に対する知識・教育の差」が深刻な状況だというのは間違いなさそうです。
タブー視するとそれだけ学ぶ機会が減るってことなんだよなー
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 26, 2018
わたし達が小学生の頃、月経(生理のこと)についての基礎知識は、女子にだけ別室で伝えられましたよね。
「隠すべきもの」として扱われてきた生理
「女性が生理を自己申告することは、下品なことである」という考えが強固な人は、男女ともに存在する。「そういうものだから」で脊髄反射し、思考停止してはいないか。どうしていけないことなのか、どのへんがどう悪いのか、考えたことはあるんだろうか。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) April 26, 2018
「理由はよくわからないが、女性が生理を自己申告することに、強い不快感と嫌悪感を示す人がいる」ということが分かるから、リスク回避のために、発言することは控えている。でも、それだけ。理由を明確に説明できる人、いるのかな。「気持ち悪い」以外で。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月26日
「そういうもの」だとして疑問も持たず、自分の不快感に対して素直に発言する。
ある意味で、「素直な人」と言えるのかもしれない。
世間的には「女の子が生理について口にすることは、はしたない」とされているし、特に申告する理由がなければ、あえて自分から発言しようとも思わないが。
事情を説明しなければいけない時もある
わたしはPMS(月経前症候群)の症状が重くて、しばらく何も手につかなくなる。周囲にその状況を説明しなければならない時、難儀する。対策のために、ピルも一時期飲んでたけども、体に合わなくてドクターストップがかかってしまった。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月26日
冒頭のツイートもそうで、「申告しなかったことによって生じるデメリット」があるわけです。
生理痛でやむなく休んでいるのに、勤務先には「体調不良で休みます」としか伝えられず、「体調管理がなってない」と誤解されることもあります。
生理用品を「そんなものを欲しがるなんて不謹慎だ」とした男性の話にもつながりますが、「生理をタブー視したせいで、いらん誤解が生じる」のです。
「知らない」ことで誤解が生まれる
色んなことに対して「そういうものだから」として、それ以上は深く考えない人が多いなあとよく思う。他人事なら尚更そうみたい。わたしはわたしで、いちいち深く考え過ぎる面倒くさい奴だけど。
— 望月志乃🐈似顔絵描きます (@shinoegg) 2018年4月26日
面倒くさい女だと言われ続けて32年
「男性は、別に生理について知らなくても困らない」というご意見もいただきました。
困ってないから、自分では能動的には調べないし、義務教育では教わらないから、知ることもなかった。
さらに、長らく男女共に「生理とは、恥ずかしいもの」として扱われてきたせいで、男性が”自分から調べようとすること”にも抵抗が生まれている。
「なぜ?」という疑問が興味を産み、興味があるから「知りたい」と思い、知識欲があるから、学ぶことができる。
男子が生理について興味を持つこと自体、恥ずかしいことだという風潮が生まれてしまっているんですね。
まさに「どうしてこうなった」。
生理をあけっぴろげにしようよ、とは言わないけれど
知って欲しいのなら、まず興味を持ってもらうことが大切だし、それについて「きもい」と発言したり、「男子はそんなこと知らなくていい」というような、「知ろうと思う機会を奪うようなこと」はしたくないものですね。
知識が増えれば、誤解も減るし
知見が広まれば、想像力が鍛えられるし、
想像力が鍛えられれば、思いやりが生まれる。
生理の知識を広めることは、下品なんかじゃない
長らく、タブー視されてきたことによる弊害。
そういう歴史があるということを、事実として受け止める必要もある。
言い方、伝え方、タイミングも大切になってくる。
無知に対して「そんなことも知らないの!?」と批判することは、得策とは言えないのかもしれない。
どうしたらもっとスンナリと広めることができるのだろう。
この記事が、その一助になれば幸いです。
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