入園、入学準備のシーズンがやってまいりました。
いよいよ、もうすぐ新生活が始まります。
「ウチの子、大丈夫かしら…?」という心配ももちろんあるけれど、自分がちゃんとやれるかどうかも心配だ。そんな「うっかりママ」向けに、私の体験談を解説イラスト付きでご紹介していくシリーズ。
前回は、「忘れ物対策編」を書きました。今回はその続きとして、「お弁当・朝ごはん対策編」です。
前回の記事では、キモとなる考え方を書いていたりしますので、まだ御覧になっていない方は、是非そちらも合わせて御覧くださいね。
「インスタ映えのするお弁当」に惑わされるな
はいこちら。
Instagramに限らず、Twitter、Facebook等のSNSには、毎日たくさんの「素敵なお弁当写真」が並んでおりますね。
手の込んだキャラ弁だったり、「…それ蓋、しまるの!?」と聞いてみたくなる、はみ出さんばかりの盛り付けだったり…。
「…え、これが普通なの!?みんなこれくらい頑張ってるの???」
そう思うこともあるでしょう。
それでは、こちらをご覧ください。
はい普通。これぞ普通って感じですね。
非常に手のこんだ、きらびやかなお弁当画像が並ぶ「#お弁当」タグに、こんな普通なお弁当を!恥ずかし気もなく!!何ならちょっと得意げに投稿してしまう、そんな人もいるんですね。
わたしです。
「何の変哲もないお弁当」っていう、自覚はあるんですね。それでも尚、なぜタグ投稿なんてしてしまうのか。それは誰にも分かりません。
ちなみにこれが、本日作って渡したお弁当。
まるで成長していない…。(初出:スラムダンク)
まあ、実際こんなもんです。
前回の記事でもお伝えしましたが、「理想を追い求めて落ち込むくらいなら、現実の自分を見て、無理なく続けられる方法を探そうや」って話でね。
世の中には「凝り性のお母さん」だったり、「お料理上手なお母さん」がいっぱいいて、そんな腕に自信のある猛者たちが、特に自信のある作品を世に放つ、そんな天下一品評会がSNSで日夜繰り広げられているわけでね(※個人の感想です)。
一方で、黒ずくめのタルト?タタン??何?この物体?っていうレベルのものを嬉々としてネットに自ら晒すアホもいる、そんな世界に僕らは生きている(?)。
※料理が下手だったのは過去の話で、今はだいぶマシです。
途中から何を言っているのか分からなくなりましたが、まあ上を見たらキリがないけれど、出来る範囲で、マイペースでやろうよって話です。
ごめんなさい(?)、わたしは冷凍食品に頼りました。
子どもの健全な発達において、食へのこだわりは大切。
添加物であるとか、色々と気にされる方にとってみれば、冷凍食品やお惣菜に頼るのは言語道断かもしれません(私の母がそういうタイプでした)が、そういった便利な市販品に助けられることで、何とか私にも続けることができました。
「わたし、子どものお弁当に冷凍食品つかってまーーーす!」って、大きな声では言いづらく、インスタではキラキラしたお弁当が並んでいる。
そんな世界よ。まぶしいよ。
私はまぶしいよ!!!!!!
なので、これを読んで「あ、私だけじゃないんだな」と安心していただけると、批判を覚悟でこれを書いている甲斐もあります。
お弁当づくりの「自分ルール」を、ゆるめに設定
ただ一応、自分の中でのルールはあって、
- 赤(茶)、黄、緑の3色を意識する(色どり)
- その条件を満たすためなら、冷凍食品は1品までならOK(※どうしても元気がない時のみ2つOK)
という、ゆるいルールでやっていました。
これは、色どりを意識すると、ある程度は栄養バランスが整うため(赤はタンパク質、黄色は炭水化物、緑はビタミン野菜)。
イラストやデザインをするような感覚で、楽しくお弁当を詰めることができました。
「これは絶対NG!」であるとか、ルールをガチガチに決めてしまうより、ゆとりがあるぶん、続けやすかったです。
前回お伝えした通り、私は本当に朝が弱くて、ついギリギリまで寝てしまうのが悩みなのですが、お弁当はそんな感じで、殆ど準備を前夜にやってしまって、朝はごはんを詰めたり、おにぎりをにぎるだけで済ませていました。
問題なのは、朝ごはんです。
朝が弱いため、朝ごはんを満足に作れない&食べられない悩み
子どもの成長や発達にとって、朝ごはんを摂ることがどれだけ大切か、子育て中の皆さんはご存知かと思います。
なぜ、朝ごはんが大切なのかというと、朝ごはんをしっかり摂ることで、体と脳にエネルギーが補給され、体温が上がり、セロトニン(脳内幸せ物質)が分泌され、生活リズムも整い、子どもが心身ともに健康に過ごすことができるため。
ウン、知ってる。
知ってるけれども、もともと料理に苦手意識があり、手際が悪いのもあって、よくないと知りつつも「遅刻するよりはいい」という判断で、「朝食抜き」で送りだしてしまうことも多かったです。
たまに頑張って作っても、しっかり習慣づいていないせいか、私も娘もあんまり食べられないんですよね。
忙しい朝でもサッと用意が出来て、体に良くて、胃に軽くサラッと食べられる、そういう朝ごはんを、少しずつ用意するようにしました。
朝ごはんの自分ルール
- 「何も食べないよりはマシ」の精神で最低でも何か1つは口にさせる
- (体温を上げ、同時に塩分と水分をとるため)みそ汁や温かいスープをなるべく優先で与える(粉末スープもOK)
イラストはまだ頑張っている時のもので、酷い時には「イチゴ一個」なんて日もあります。お茶漬けや、フレークに頼り過ぎて、娘が飽きて食べなくなるなんてことも。
これも、毎朝早起きして、子どものために頑張って用意しているお母さんにとってみれば、とんでもない話だと思うんですよ。
「和食がいい」だとか、よくそういう記述を見かけますが、まずそういうレベルにすら達していませんでした。
真似しろとはとても言えませんが、そういう「自分にできる最低限度のこと」から、コツコツ改善していくしかないんですよね。
苦手なことは便利な道具や家電に頼って乗り切ろう
「自分に出来ることを、出来る範囲で、出来る限り。」
これは、うつ闘病時代から続く、わたしのモットーです。
私のこの記事を見て、「けしからん!」と思う方もいるかもしれませんが、周りの「ちゃんとしているママ」に囲まれて、「自分はなんてダメな母親なんだろう」と自信をなくしたり、罪悪感を抱えている方に、「ああ、こういう人もいるんだな。」と思って貰えたら幸いです。
出来ないことは、すぐには出来るようにならないし、出来る範囲で、出来る限りのことを、少しずつやっていくしかない。
お互い、自己嫌悪で落ち込むこともあるけれど、一歩一歩やっていこうね。
【アンケート・改】子どもがいるご家庭に質問です。お子さんに毎朝、ちゃんと朝食を食べさせていますか? #子育て #育児
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) 2018年2月28日
コメント
はじめてブログを拝見しました。
お弁当の工夫、上出来だと思います!
色がわかれば栄養学を学ばなくても、ちゃんとしたバランスの取れたお弁当はできますからね。
インスタであげているようなお弁当の写真はすごくいいのかもしれませんが、ほとんどの人はインスタ映えする盛り付けはしませんから。インスタ映えする弁当がよくて、平凡な弁当がよくないっていうのは、私も疑問があります。
イラストの表は子どもの親だけでなく、OLや女子大生、男子などにも分かりやすいです。参考にさせていただきます。